映画「ショーシャンクの空に」のあらすじと魅力

ショーシャンクの空に

映画「ショーシャンクの空に」は1994年に公開されたアメリカ映画です。
冤罪にもかかわらず刑務所に送られ、長い刑務所生活を送りながらも力強く生きる人間が描かれているヒューマンドラマです。
では簡単ではありますが、映画のあらすじと魅力を見ていきましょう。
映画の導入シーンは、ティムロビンスが演じる主人公アンディがショーシャンク刑務所へ投獄されるシーンからです。
アンディは優秀な銀行員であり無実でありながら、妻とその愛人を射殺した罪で終身刑となり刑務所へ送られてしまいます。
無実にもかかわらず刑務所に行く事になった怒りを感じながらも、アンディは塀の中で生きていかなければなりませんでした。
刑務所の中は暴力や賄賂等が横行しており、腐敗した空気で満ちていました。
入所したての頃は、周りの囚人とは一線を画し、誰とも関わらないようにしていましたが、次第に周りとも打ち解けていきアンディは仲間を作りながら刑務所内で生活していきます。
しかし当然刑務所の中ですから、理不尽な仕打ちを受ける事もしょっちゅうでした。
それでも心折れる事無く、そして諦める事無く前へと突き進んでいきます。
先の見えない刑務所生活の中で、何とか平静を保つ為にアンディが夢中になったのはチェスの駒作りでした。
趣味が鉱物収集であった事から、鉱物を削りチェスのコマを作ったりして精神を落ち着かせていたのです。
この駒作りは後半への伏線へとなっていきます。
ところが当初鉱物を削る道具は当然刑務所なのでありませんでした。
そこでモーガン・フリーマン演じる調達屋のレッドからロックハンマーを入手する事になりました。
そこから次第にレッドとは関係性が深くなり、何でも話せる親友同士になります。
それでも刑務所生活はそんなに甘くはありません。
仲良くなる人間がいる一方で、アンディを疎ましく思う連中もいます。
こうした連中から嫌がらせを受けたりリンチをされたりしながらも耐え続ける中、アンディはある1つの考えを見出します。
それが脱獄でした。
しかも周りの仲間には誰にも言う事無く、たった一人で計画を立て、少しずつ活動をしながら最後に決行します。
何故脱獄を思いついたのかというと、鉱物彫りの為にレッドから調達したロックハンマーで壁を削ってみた所、意外ともろかったからです。
アンディは鉱物について詳しかった為、刑務所が作られている建物の材質をよくわかっていました。
毎日コツコツとみんなが寝静まった後に、少しずつ壁を削っていき脱獄をするのですが、アンディが脱獄出来たのは、刑務所に入所してから19年後の事でした。
この脱獄のシーンは本当に観ていて爽快なので、まだ観ていない人は是非見て欲しいです。
そしていよいよ感動のラストシーンへと向かいます。
アンディは今までひどい仕打ちを散々受けてきた刑務所所長や主任刑務官らを見事に欺き、脱獄を成功するだけでなく、きちんと仕返しもします。
刑務所所長や主任刑務官の刑務所内での悪事を全て新聞社へリークしたのです。
その結果警察が動き出し、刑務所所長は捕まる前に自分で頭を撃って自殺、普段から偉そうにしていた主任刑務官も捕まる時は女性のように泣きじゃくりました。
一方親友の調達屋レッドもそれからしばらくして仮釈放されます。
レッドは40年以上刑務所に入っていました。
長年刑務所に入っていた為、外の世界に上手く順応する事が出来ずに苦しんでいたレッドは自殺を考えます。
しかしその時にアンディの言葉を思い出しました。
その言葉通りに言われた場所へ行き手紙を見つけると、その手紙通りにアンディがいる地へと向かいます。
こうしてアンディとレッドはメキシコ国境ジワタネホの、きれいな青い空と海そして白い白浜で再開を果たし、抱き合ってエンディングとなります。
特に最後のエンディングへと向かうラスト15分は鳥肌が立つ位感動するので、私は何回も繰り返して観る位です。